人に歴史あり、とは言いますが、当方にはそれほど自慢できる歴史はありません。では現在偉人といわれる人達が「そう呼ばれる前」がどんなだったのか、というのはやっぱり興味深いデーマですよね。YOUTUBEにはそういう面白動画も沢山ありますので、ちょっとピックアップしてみました。今回は「あの人この人の若き日のTV出演動画」です。以下のもの以外にも「フランク・シナトラの1950年初TV出演」なんて動画もありますので、興味のある方は検索してみて下さい。(2012年4月27日更新分/選・文=大久)
BBC-TV "Huw Wheldon's All Your Own" (1957)
若い頃からセッション・ミュージシャンとして多くの60年代のポップ・ソングのギターやアレンジを担当したのが、後にレッド・ツェッペリンで一世を風靡したジミー・ペイジ先生。この動画は1957年、BBC TVの「ヒュー・ウェルドンのALL YOUR OWN」という素人参加番組に出演し、友人バンドで「Mama Don’t Want To Skiffle Anymore」を演奏する、というペイジ先生13歳の時の動画です。お若い!声変わりしてない!ギターがショボい(HOFNER PRESIDENT)! でも、どこもかしもも素敵な動画です。
Liza Minnelli on The Judy Garland Show (1963)
2歳で映画デビューしたライザ・ミネリですから、これが最初のTV出演ではないとは思われます。これは63年11月17日に放送(収録は7月16日)された、彼女のお母さんの冠番組「ジュディー・ガーランド・ショウ」に出た時のライザ・ミネリ(当時17歳)の歌&踊りです。同番組ではお母さんとメドレーでデュエットしてたりもします。同年ライザはブロードウェイ・デビュー、65年にトニー賞を受賞してますが、丁度そのブレイクの直前、ということになるんでしょうね。
Buddy And Stacey / Shotgun (1965)
ソウル・デュオのバディー&ステイシーがメンフィスにてTV出演した時の動画です。曲は勿論当時ジュニア・ウォーカー&オール・スターズが大ヒットさせたR&B「SHOTGUN」のカヴァーなのですが、ここでの主役は派手な踊りを踊る2人組ではありません。バックバンド「ロイヤル・カンパニー」の左端で、踊りながらファンキーなギターを弾いているちょっと長身の左利きの彼。彼こそがジミ・ヘンドリックスなんですね。ジミヘン初のTV出演動画として有名な素材です(ただし動画冒頭で「この人がジミヘン」と書いてありますけど、間違ってますね)。
LYONS MAID "LUV" Ice Cream TVCF (1969)
これは69年にイギリスのライオンズ・メイドというブランドのアイスクリームのTVCM動画なんですが、ここでキャッキャと嬉しそうにアイスを持ってバスに乗り込む青年がデヴィッド・ボウイその人でありました。64年にプロ・デビュー、売れないR&Bバンドを3つほど経験するも全滅、タレントになってマイムを勉強したり、さてどうやって有名になろうかな、と模索していた頃の彼の活動、となるのですが、不幸にもこのCMは殆ど放映されずに、キットカット(今も有名なあのチョコ菓子)のCMに差し替えられたそうです。
Bjork / I Love To Love (1976)
ビョーク嬢の幼い頃の曲です。彼女は(両親の影響で)4歳から歌手活動を初めており、1977年、11歳の時にデビューしています。そのアルバムは地元アイスランドの古い曲ばかりをカヴァーした作品(ビートルズやS.ワンダーのカヴァーも収録)だったのですが、ビョーク本人が「なんでアタシの自作曲は入らないの?」と半ギレになった、という逸話も残る程に、幼い頃からアーティスティックな方だったんですね。この「I LOVE TO LOVE」はそのアルバム発売の前年、10歳の頃に録音された曲で、彼女の初録音曲。
*動画のリンク切れの場合はご容赦ください。 |
|