最近パカパカとデヴィッド・ボウイ・ネタを書いているのは、1月が彼の誕生月だから(註:47年1月8日生まれ/今年で68になりました)という理由です。いささかの苦しさを感じながらも(笑)まあ選者の得意ジャンルなのでお許し下さい。で、今回はボウイの「パロディー集」。世界的スターですから世界中でパロディーが生まれています。日本のアーティストの場合はなかなかこういうことにはなりませんよね。日本が世界から学ばなければならないことはまだまだ沢山あるようです。(2015年1月9日更新分/選・文=大久)
American Horror Story Freak Show Life on Mars – The Performance
2011年以来いまアメリカで大人気のTVシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」。昨年そのシーズン4「フリーク・ショウ」が放送されましたが、その劇中ジェシカ・ラング(映画『キングコング』の美女役や『トッツィー』で知られる大女優)がなんとボウイの71年楽曲「 LIFE ON MARS」を完コピで披露しています。とはいえ完コピしたのは衣装とメイクと歌ですが。それにしてもすげえ。クオリティー高し。 David Bowie - Cobbler Bob
アダム・バクストンという名の芸人さんがいます。それほど超有名ではありませんが、ちゃんと人気があり芸で食べてる芸人さんです。彼の持ちネタのひとつば「ボウイの物まね」でして、その模様を作品化したのがこちら。音声はBBCのラジオ番組出演時のソースを引用していますが、映像はクリス・ソルトさんという動画作家が新たに制作したもの。内容はボウイが「ジギーの次のキャラ、何にしよっかな?」という相談を奥さん(アンジー・ボウイ)としてる場面。 Bowie, Eno and Visconti record "Warszawa"
こちらもアダム・バクストンさんの物まね作品。本稿で詳細には触れませんが、実はこの喋っている内容と映像が爆笑もののジョークだらけになっているんですよね。そしてアダム・バクストンさん演じるボウイの声。これがもう本人そっくりなんです。知らない人が聞いたら絶対本人の発言だと勘違いしてしまうくらいです。動画の内容は77年発表曲「ワルシャワの幻想」の歌入れシーンですが、結局この曲は実際にはインスト曲になったことはご承知の通り(笑)。 Musicless Musicvideo / Dancing In The Street
下らない。下らなすぎて大爆笑。何度も見返してしまう中毒性の高いアホ動画。プロモーションビデオから音声を全部消し、新たにアテレコで実況音を追加してみた、というシリーズを延々と作り続けるとんでもないヒマ人MARIO WIENERROIHERさんによる作品。もちろん元ネタは85年、ボウイ&ミック・ジャガーで録音されたチャリティー・シングル「 DANCING IN THE STREET」。 Like a Record round! round! round!「ナウ・ロマンティック」
最後は完全なオマケ。2014年9月、お笑い芸人・藤井隆氏が新レーベル発足と同時にシングルを発表。楽曲は95年今田耕司(KOJI1200名義)のカヴァーですが、椿鬼奴、レイザーラモンRGを加えた3人組ユニットとしてのリリースでした。ええ、曲に関しては別の機会にガッチリ書くとしますが、いやーやっこさん、やっちゃいましたね。ピーター・マーフィーやケイト・モス嬢でさえ恐れ多くて立ち入れなかった領域に入っちゃいましたね。ウフフ。
*動画のリンク切れの場合はご容赦ください。
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