いやあ、先週は歴史ある「てりとりぃ放送局」史上初めておやすみさせていただきました。申し訳ありません。ひとえに多忙故の出来事でして、「貧乏ヒマ無し」はもういい加減に自分でもなんとかしたいと思ってるのですが。さて今週は普通に更新しますよ。今回はオランダで長い歴史を持つ名物音楽番組「TOPPOP」の特集です。70年〜88年まで、20年近く続く番組なんてのはヨーロッパにおいて極めて珍しい例です。その番組の名演集その1、まずは70年代B級ポップもの特集です。(2017年3月3日更新分/選・文=大久)
Pilot / Magic
実はですね、TOPPOPは近年その膨大かつ貴重な名演の数々をいきなりドドンとYOUTUBEに片っ端からアップしてまして、そのアーカイブたるや恐ろしいものです。まずはこちら。毛皮のマリーズの元ネタとしてもしられる(笑)、パイロット「MAGIC」のTVライヴ。パイロットはB級ポップマニア御用達のバンドですが、動いてるシーンを知ってる人はあまりいないんじゃないでしょうか。
Andy Gibb / Shadow Dancing
ビージーズの兄弟なのに、ビージーズではなくソロ活動を(しかもアイドル歌手でした)選んだアンディー・ギブ78年の大ヒット曲。全米No.1を記録した曲ですが、この曲の前も、それからこの曲の後も、No.1の座に座ってたのはビージーズの曲でした。そういう時代、だったんですね。
Slade / Everyday
ガラガラ声でマッチョなグラム・ロックを歌う肉体派、スレイドですが、こんなメロウなバラードも歌ってるんです。それにしてもスレイドのベースの人の髪型はいったいどうなってるんでしょうか。三戸なつめさんどころではない自体になっていますが。
Smokie / Needles And Pins
マイク・チャップマンが売り出したポップ・バンド、スモーキーの77年のシングル曲。もちろんサーチャーズやジャッキー・デシャノンで有名なあの60年代ポップのカヴァーです。面白いのは、彼らのこのカヴァーはUKでは10位でしたが、ドイツやオランダ等ヨーロッパの各国では軒並み1位を記録した、ということでしょうか。
10CC / I'm Not In Love
全然B級じゃないスけど、今週の最後はこれ。以前日本のトップ音楽誌の編集長が誌面上で「どこがいいんだこんな曲」と言ってたことがありましたけど(笑)、どこってエレピの音とコーラスの重ね方がいいんです。他はまあどうでもいいカンジですけど。さて「TOPPOP」のTVライヴ(でも全部口パク)特集は次回も続きます。お楽しみに。
*動画のリンク切れの場合はご容赦ください。 |