とってもプライベートなお話ですが、いや先日新しいギター買っちゃいましてね。しかも楽器店員の大反対を押し切って、好みの仕様に大改造してしまいました。「ウッセ、いいから黙って改造しやがれ」とリペアマンに伝えるのは、実はとっても心苦しいのですが、それでも満足しております。そのギターはギブソンのBBキング・モデル「ルシール」なのですが、見た目は最強にアップグレード。次は弾き手をもう少しアップグレードさせる必要がありますね。(2017年4月7日更新分/選・文=大久)
Larry Carlton & Lee Ritenour / Room 335
そんなワケで今回はギブソンのセミアコ特集です。別にギターの仕様とかはどうでもよくて、ああそういやこんなんあったよね、と思い出していただくだけの特集です。まずは「ミスターES-335」、つまりセミアコの代名詞とも言えるギタリスト、ラリー・カールトンの「Room 335」。動画ではもう1人のLAフュージョンの巨人、リー・リトナーとの共演。ちなみに筆者はカールトンて全然好きじゃないんですよ(笑)。
Johnny B. Goode on "Back to the Future"
おそらく世界で一番有名な「セミアコのシーン」がコレかと。タイムスリップした主人公が当時存在しなかった「歪んだ音」「ジミヘンみたいな超絶技法」を見せびらかして大暴れ、そしてそれを電話越しに聞いたチャック・ベリーがロックンロールっていう新しいジャンルを生み出した、っていうフィクションですが、そんなストーリーはともかく、赤いセミアコはR&Rの基本中の基本スよね。
Giles, Giles and Fripp / Suite No.1
で、いきなり次が飛び道具的曲ですが。ロバート・フリップはキング・クリムゾンを結成する直前までセミアコ(ES-345)を使ってました。こちらがその345を使ったギター・ソロ曲。フリップ本人いわく「ES-345はレディー、レスポールはビッチ」。うん、上手い事いいますね。
Noel Gallagher's High Fliying Birds / Don't Look Back In Anger
近年で最も注目を集めるセミアコ使いは、やっぱノエル・ギャラガーでしょうか。彼も赤いセミアコ使いです。今や「イギリス国家」とまでいわれる程有名になったこの曲、別にたいしたギタープレイを見せびらかすわけではありませんが、やはり「歴史と伝統のギター・サウンド」はこの名曲に書かせません。
B.B. King / The Thrill Is Gone
さて冒頭でBBキングのことを書いたのでこちらを挙げないわけにはいきませんね。2015年に亡くなったBBですが、動画はその1年前、14年のライヴです。実は亡くなる直前までライヴしてたBB、しかも彼のセッティングは最後まで大爆音でして、アンプ(100W)のつまみはいつもフル、というとんでもないジジイでした。BBのギター「ルシール」ですが、実はたくさんのスペック違いが存在します。
*動画のリンク切れの場合はご容赦ください。
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