Making of The Prodigy / Smack My Bitch Up by Jim Pavloff in Ableton Live
さて、そんな技術革新を受けて、昨今では1曲に何十〜何百ものサンプルを加工利用することが日常茶飯事となっています。昔は「目立つ部分だけ」に使われたサンプルをクレジットしたものですが、こんな時代になってしまうとそれも無意味/無理、ということになってしまいました。動画はプロディジーの大ヒット曲「SMACK MY BITCH UP」の制作方法と使用サンプルを紹介したもの。
Making Of The Prodigy / Firestarter by Jim Pavloff in Ableton Live
61年、アン・マーグレットという美人女優(当時「女エルヴィス」として売り出された人)がシングル曲「I JUST DON'T UNDERSTAND」を発表しています。プロデュースはチェット・アトキンスですが、曲はもの凄くドス黒い(笑)R&Bソウルですね。ここでギターを弾いているのはビリー・ストレンジというイケメン・ギタリストで、彼が用いたファズはレッド・ローズという電気技師が製造したカスタムメイドのファズでした。
Bob B. Soxx & The Blue Jeans / Zip-A-Dee Doo-Dah (1962)
ビリー・ストレンジ氏は売れっ子セッションマンでしたが、こんな曲でも彼のファズ・ギターが披露されています。1962年11月に発売された、ボブBソックス&ブルージーンズというコーラス・グループのシングル「ZIP A DEE DOO DAH」。ヘンテコな曲のタイトルでも想像できる方もいらっしゃるかもしれませんが、この曲はフィレス・レコードからのシングル・リリースで、もちろんプロデュースはフィル・スペクター。
最後はオマケ動画。実はファズ音が誕生する以前から歪んだギター音は存在しました。それはこのリンク・レイのギター音のように、過剰入力された真空管アンプが生み出す歪みでしたが。動画はジミー・ペイジも出演したギター馬鹿専用映画『IT MIGHT GET LOUD』の1場面。「RUMBLE」を聴いてウキウキ&ニヤニヤするジミー・ペイジ先生でした。