上記「TECHNOTORONIC」はプロ24という名義でリリースされましたが、その後この曲に新しい歌詞とラップ(ヤ・キッドKによるもの)を加えることになり、再リリースされました。この時の名義はテクノトロニック、曲名が「PUMP UP THE JAM」となりました。そう、世界中で大ヒットしたトラックですね。 MC Sar & the Real Mccoy / Pump Up The Jam (1989)
ディープ・ソウルの権化のような、あのオーティス・クレイによるウキウキ・ディスコ・ポップ・ナンバー。当時まったく見向きもされませんでしたが、88年にイギリスの女性シンガーYAZZがカヴァーしNo.1を記録させたことで有名ですね。実はこの曲(YAZZ版)は、今年英国で大ヒットを記録したTV番組「he Only Way Is Essex」のテーマとして、再びヒットしています。 Tahra / T' Beyby (1988)
最後は西アフリカのモーリタニア出身のシンガーによるこの曲。ええ、誰も知らないと思います。80年代末、ワールドミュージックのブームにのって仏VIRGINから世界デビューもした人ですが、この曲、93年にデヴィッド・ボウイが「DON'T LET ME DOWN & DOWN」というタイトルにてカヴァーしています。えっと、筆者は今新しいボウイ本を制作中なんです、という宣伝を兼ねた選曲でした。
ラッキー・ミリンダーのオーケストラ(この楽団のピアニストが後に「RIDE YOUR PONY」で知られるビル・ドジェットだったことでも有名)のリード・シンガーとして披露しているのが、こちらの「LONESOME ROAD」。ロゼッタは1915年生まれなのでこのとき26歳。ダンサーのパートでもおわかりのように、完全に「コットンクラブ」仕様の曲ですね。