左のバナーも今回だけは特別仕様です。今回の放送曲は「町あかり特集」。町あかりさんはYOUTUBEに公式チャンネルを持っており、本人のMCによるラジオ番組という体で弾き語りライヴを含む動画を定期的に公開しています。番組名も「町あかり放送局」という、これまたドンズバなやつでして(笑)。この機会に彼女の名を知った方はこんな切り口もお試しいただけたらな、と思いまして、ここでは彼女のオリジナルではなくカヴァーばかりを選んであります。なのでここでは(彼女の持ち味でもあるあのチープ&ドープな路線ではない)ギター片手にしっとり目、な町あかりさんをお楽しみ下さい。(2015年6月12日更新分/選・文=大久)
町あかり放送局 #02:あおい輝彦「あなただけを」
いきなり男歌です。ジャニーズ出身のあおい輝彦の「あなただけを」はGAROの大野真澄が作詞を、猫 の常富喜雄が作曲を担当した76年の大ヒット曲ですが、すげえとこツイてきますよねえ(笑)。ちなみにオリジナルのほうのアレンジはステージ101〜ブラウンライスで知られる惣領泰則。おそらくナイロン弦の張ってあるギターなのでしょうか。ちょっとハワイアンなニュアンスもありますよね。
町あかり放送局 #04:稲垣潤一「夏のクラクション」
筒美京平センセを敬愛してる、と公言する町あかりさんなので納得の選曲ではありますが、オリジナル(83年・アレンジは井上鑑)は昭和歌謡というよりは80'Sメロウグルーヴ、ですよね。いわゆる昭和歌謡飲み屋でかかるようなベタベタなものばかりでなく、こういう選曲をしてくれるあたりも個人的には嬉しいスね。
町あかり放送局 #06:香坂みゆき「ニュアンスしましょ」
そんなワケでこちらも選者の好みを反映したセレクト(笑)。作詞・大貫妙子、作曲・EPO、香坂みゆき本人が「私の曲で唯一売れた曲」と語る「ニュアンスしましょ」。いわゆる中国音階を生かしたイントロも素晴らしい曲ですが、これが「85年の資生堂キャンペーンソングだ」という紹介をする本人も恐ろしいですね。
町あかり放送局 #18:甲斐バンド「安奈」
こういうのはフフフンと笑えばいいのです。マジになったら負けです。とはいえカヴァー演奏のほうはマジですが(笑)。ね、K口さんが彼女にメロメロになるのは、K口さんをご存知の方なら誰でも理解できますよね。余談ですが甲斐バンド「安奈」のギターがハマショーだった、なんていうウンチクをつい先ほど知りました。
町あかり放送局 #26:高田みづえ「硝子坂」
そういえば町あかりさん本人が「スティール弦よりナイロン弦の響きがすき」と語っているのを読んだことがあります。いつかどこかでその詳細をお聞きしてみようと思ってたのですが、そんなことより「硝子坂」。作曲は宇崎竜童でオリジナルが高田みづえという、M飼野さんを胸騒ぎさせるに十分なネタですね(笑)。
町あかり放送局 #35桜田淳子「ひとり歩き」
最後は桜田純子のカヴァー。作詞・阿久悠、作曲&編曲・筒美京平というコンビの曲ですが、オリジナルはブラスロック風味のド派手アレンジ。こちらは主メロを生かしたアコギ弾き語り。楽曲の再発見という意味でとてもタメになりますね。
*動画のリンク切れの場合はご容赦ください。
|