週刊てりとりぃ・新コラボ企画動画[湯山玲央奈 × 江草啓太]
「そう言えば僕、子供が即興で歌うのが大好きなんです」と言ったのは最初の打ち合わせの時のこと。数日後に湯山さんから、なのかちゃん(三歳)が一生懸命言葉を紡いで歌うファイルが送られてきました。歌詞は湯山さん曰く「少女語」。多少ハナモゲラではありますが、「求めの中で」「世界とならば」など、年齢にしては少々大人びて感じる言葉もあってドキッとします。やはり女の人って生まれてから死ぬまで「女」なんだなあ、と思った次第です。 伴奏のアプローチとしては音数少なく、チープには決してならず、なのかちゃんの見てる世界をそっと手助けできれば、との一心でした。湯山さんの素敵な写真と共に少しでも多くの人に見て聞いて欲しいです。 ︵江草啓太=ピアニスト︶
ブラジルで進む手塚漫画コラボと現地語版の復刻
以前お伝えした、ブラジルの人気漫画家マウリシオ・ヂ・ソウザによる手塚治虫とのコラボ漫画がブラジルで刊行されたので、その内容をお伝えしよう。 これは、マウリシオによる国民的人気漫画「トゥーマ・ダ・モニカ」のティーン版「トゥーマ・ダ・モニカ・ジョーヴェン」シリーズの「チゾウロ・ヴェルヂ(緑のたからもの)」というエピソードだ。 モニカと仲間たちは、生
物多様性などの環境保全を行いながら地場産業を生むシステムを見学するため、アマゾンへやってきた。ここにでは、世界中の科学者たちがプロジェクトをサポートしている。 早々、モニカたちが紹介されたのは来賓としてシルバー王国から来たサファイア王子。モニカとサファイアたちは共に施設を見学するが、施設にはお茶の水博士、天馬博士の姿も。天馬博士は、施設の作業をサポ
ートするアストロ(アトム)を紹介する。モニカたちと交流するアトム。 しかし、彼らの背後になにやら不穏な影が。ロック・ホームの登場だ。ロックは悪役なのか仲間なのか、今のところはまだ謎だ。 翌日、ジャングルを視察するモニカ一行は、人間のことをよく思わないジャガーや動物たちに囲まれる。動物たちを攻撃するようアトムに指示する天馬。とまどうアトム。そこへ、「待て」と、現われたのは、白いライオン、レオだった…。第一部はここまで。 このエピソードでは、植林をしながら必要な量だけ伐採する木材産業など、現在進行中の環境保全システムを紹介しているので、読者はモニカたちと一緒に、アマゾンで今起きている問題と、その問題に対処すべく行われている最新のシス
テムを学ぶことができる仕組みになっている。 ところで、前回お伝えしたとおりこの漫画はマウリシオと生前の手塚治虫との交流から生まれた企画だが、ブラジルでは2000年代に入ってから「鉄腕アトム(アストロ・ボーイ/左の写真はブラジルのパニーニ・コミックス刊のポルトガル語版)」、「リボンの騎士(王女と騎士)」、「ジャングル大帝(キンバ、白いライオン)」など手塚漫画の現地語発行や復刻が進んでいるのでいいタイミングでの発行といえるだろう。第二部以降では、さらなる手塚キャラが登場するかもしれない。 ︵駒形四郎=文筆業︶
てりとりぃアーカイヴ(初出:月刊てりとりぃ#3 平成22年5月22日号)
あなたの知らない音楽の世界
世の中には、個性的過ぎる為に陽の当たらない活動を強いられているアーティストが多い。ここでは、そんなアーティスト達に陽の目を当てていこうと思う。 今回まず紹介するのは、異能のムード歌謡歌手、ミック・ディネ。彼の歌はところどころ聴き取れません。そればかりか、全く聴き取れない部分もあります。ですが、その表現力は抜群です。悲しい歌は涙を流さんばかりに悲しい歌声を聴かせ、楽しい歌は、誰もが微笑まずにはおれないほど明るく楽しい歌声を聴かせます。客はその類い稀なる表現力に圧倒されます。ですが、その歌詞は殆どが聴き取れないのです。そしてさらに驚くべきことに、歌詞カードを見てもその歌詞はたいして意味を成していないのです。「ああ、今日は遅く起きたので昼がすぐに
来た感じだ」「かき混ぜなかったので風呂の下の方がぬるい」など、何を目指しているのか理解しかねる歌詞が並んでいます。ジャン・コクトーは「エディット・ピアフなら電話帳を歌っても客を泣かせることが出来る」と言いましたが、実際に、電話帳を歌っているのと大差ない内容で客を感動させられるミックの歌は異能と言っていいでしょう。 続いて、わけのわからない歌手として一部で話題の行方不明(なめかたふめい)。行方のステージはまず、最前列の客いじりからスタートします。「お客さん、どこから? 荻窪? 荻窪のどこ? あーはいはい、あれでしょ?、バーミヤンの隣の路地入ったあのあたりでしょ?」と、客がどこから来ようと100%話を合わせる事が出来るのです。東北から来たという客が、
誰も知らない地名を出した時、「あれでしょ? あの○○線の廃線跡の無人駅の近くでしょ」と瞬時に返したときなど、会場はどよめきに包まれました。そして、その土地にまつわる面白い話は天下一品で、聴く者を一切飽きさせる事がありません。しかし、その客いじりだけが行方の最も面白いところであり、歌は見るべきものは全く無いのです。テレビ番組からは、スピリチュアルタレントとしての出演オファーが殺到しているのですが、自分はあくまでも歌手であるという自負からか、全てのオファーを断り続けているそうです。 ※このコーナーで紹介するアーティストは、余りにもマイナーな為にネットで検索しても一切出てきません。予めご了承下さい。 ︵川口法博=音楽ディレクター︶
4月22日(日)、川越氷川神社 “ご縁日” 開催
古くから良縁結びで親しまれてきた川越氷川神社と、これまでに数万組のご縁を結ぶお手伝いをさせていただいてきた氷川会館から、これまで以上にたくさんの人たちの「心、真心」の拠り所となるように、みなさまの明るい未来を創造する研究所として活動をスタートいたしました。そのココロマゴコロ研究所が地元川越の皆様のための催事として、これまで、そしてこれ
からの、川越より皆様の「ご縁」を結ぶ「縁日」として「川越氷川神社〝ご縁日〟」の名のもと、縁日を開催いたします。 <ご縁日>は、川越氷川神社と参加いただく皆様の「ご縁」がきっかけとなって催される縁日です。昨年の八月に開催させていただいた川越氷川神社のご縁日が、今年は更にスケールアップし、川越からのご縁はもちろん、川越氷川神社、
| 氷川会館からも、前回お越しいただいたたくさんの皆様のご縁により、今回も魅力ある素晴らしい方々にお集まりいただきました。 書籍や日用品、生活雑貨、服飾雑貨、アンティークの雑貨品などは引き続き、今回は陶芸品やグラスといっ たハウスウェアが あらたに加わりました。 食べ物や飲み物には新メニューも登場します。また今回はご縁日に合わせ 良縁祈願祭、模擬神前挙式も開催します。ご家族やご友人をお誘い合わせの上、ぜひお越し下さい。 |