George Martin & His Orchestra / All My Loving (1964)
ジョージ・マーティン自らがオーケストラの指揮を取り、ビートルズの楽曲をオーケストラで演奏した、という64年のアルバム「OFF THE BEATLE TRACK」は、ビートルズのアルバムほどは売れませんでしたがそれでもとても有名な一枚ですよね。カヴァー企画なのに、名曲・名演揃い、という作品なわけですが、それはジョージ・マーティンはビートルズの楽曲を世界一客観視できる音楽家だったから、ということも言えるのかもしれません。
Andrew Oldham Orchestra - You Better Move On (1965)
ラリー・ペイジは英国を代表するイージーリスニング・コンダクターですが、60年代にキンクスの楽曲集を発売し、ヒットしたことで知られると思います。その後ジャズ・ファンク・アルバムをリリースしたり、70年代にはディスコ・アルバムを発表して大ヒットさせたり(ブラック・ミュージック・ファンにはそちらの方が有名だと思われます)、と文字通り多岐にわたって活躍した人ですが、こちらは69年、ドアーズ「ハートに火をつけて」をカヴァーしたトラック。ラリー・ペイジ自身が設立したPAGE ONE LABELから発売されました。
2006年にフランスで結成、そのグループ名が示すように、スティール・ドラム、木琴、カウベル、ティンパニ、アフロ・パーカッション等で構成されるオーケストラ。現時点でアルバム・リリースはしていませんが、スタジオ録音音源はMY SPACEにて発表しています。そんな彼らは2009年に「キング・クリムゾンの名曲をカヴァーしまくる」というツアーを行なっています。こちらは再結成クリムゾン期の名曲「FRAME BY FRAME」のカヴァーです。やはり「おフランス」は違うザマス。
ピアニストの塩谷哲(元オルケスタ・デ・ラルス)がSALTという名義で発表したEW&F「BRAZILIAN RHYME」のカヴァー。この曲はシングル発売にあたってリミックス・ヴァージョンが作られ、リミックスを担当したのはDEF MIX PRO.のサトシ・トミイエで、完璧なブラジリアン・ハウスに生まれ変わっています。ゲスト・ヴォーカルで参加しているのは(LYLICOこと)露崎春女ですが、こちらはそのリミックス版のインストMIXで、ゲーム機「BEATMANIA II DX」で使用され、有名になったトラック。
Sophie Ellis-Bextor / Take Me Home
NYのSTUDIO 54の定番曲でもあった、シェールの79年の大ヒット曲「TAKE ME HOME」をカヴァーしてるのは、2001年にソロ・デビューしたソフィー・エリス・ベクスター嬢。当時「今最もセクシーなシンガー」と評された彼女ですが、この曲はイギリスで大ヒット。このプロモ・クリップ、オリジナルのシェールのPVと同じテーマで作られている、っていうのも面白いですよね。50sモードがバリバリのメイク&ヴォーグを披露するソフィーさんですが、いかにも「性格キツそう」と思わせるルックスもたまりません。
Mezzoforte / Garden Party (Sounds of Life Full Vocal Mix)