ベル・レコードに残されたルグラン音源はファンキーなものが多いですよね。こちらはアルバム『BRIAN'S SONG』(72年/イギリスでは風車ジャケで、タイトルも『THEMES & VARIATIONS』と変更)収録曲「THE DEEP BLUE C」。アコギがザンザカザンザカとかき鳴らされる中でのオーケストラ・アレンジという、なかなか珍しい構成も聴き所ですが、所謂一般的な「ジャズ・ファンク」とは一線を画すそのアレンジは、今もってなお斬新でもあります。
Michel Legrand / Les Baladins Du Siecle D'Aujourd'Hui (1978)
ルグランは78年にディスコ・アルバム『DISCO MAGIC CONCORDE』を出しています。アレンジを手がけたのはエルヴェ・ロア。当方は全く知らなかったのですが、イージーリスニング関係の作品を沢山制作してる人で、クインシーの御弟子さん筋にあたるアレンジャーとのこと。そしてルグランの実の息子さんなんだそうです(ネタ元は、もちろん濱田氏)。あまりディスコ音楽としては評価がよろしくないアルバムですが、この曲はチャーミングなリフ(「MR. BIG STUFF」を思い出させますね)がイカしたファンク曲。
番組のお色気を担当するCIN CINガールズはオーディションで選考されたそうなのですが、その時の応募条件は「素人であること」。つまり、このエイミー・チャールズも同番組出演時はシロートさんだっとことになります。なので、マドンナ「CRAZY FOR YOU」のカヴァーを披露するこちらの動画でもお判りのように、歌は上手ではありませんでした(笑)。ちなみに同番組では彼女がシンディー・ローパー「TIME AFTER TIME」もカヴァーしてることが確認できます。
1962年、世界初のファズ製品として発売された、ギブソン/マエストロ・ブランドのFUZZ TONE FZ-1。この機材が「ぶっ壊れたミキシング・コンソール」のサウンドを元に開発されたのは有名ですが、ともかく、このファズこそが全ての「歪み」の元となるものです。当方はチッポケな「ファズ屋」でもあるので、この機材に関していくらでも喋り続けることが出来ますが、それは別の機会に(笑)。