こちらは2010年にイギリスBBCのSPORT RELIEF(スポーツ&エンタメを通じて募金を募る、チャリティー番組)に出演した際のピアノ弾き語り。歌うのはご存知サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」のカヴァーです。余談ですが、ここ数年彼女は人前にカジュアルで出る時にいつもこの「HIV POSITIVE」のTシャツを着ていますね。そのせいでファンの間で大騒ぎになりましたが、このTシャツもチャリティーの一部です。そして余談その2。曲のエンディングで彼女が弾いたピアノが、デヴィッド・ボウイ「LIFE ON MARS?」のフレーズだ、とお気付きになりましたか?
Annie Lennox / There Must Be My Angel (2012)
最新の動画です。今年6月4日、バッキンガム宮殿前で行なわれたエリザベス女王のダイヤモンド・ジュビリー祝賀コンサートに出演したアニーが、「THERE MUST BE MY ANGEL」を歌います。ここでは(1985年のオリジナルPVでも身にまとった)天使の羽根を付けてパフォームしていますね。08年頃に彼女は大きな怪我をした、という噂がありますが、確かに以降彼女は「体がボロボロで歌も歌えない」と何度も発言しており、動きも少し辛そうに見えますね。しかし表情に一切それを出さないあたりがアニーらしいとも思えます。
*動画のリンク切れの場合はご容赦ください。
実は大昔から洋楽の曲紹介というテーマにおいて「日本語を使った曲」を集める、というのは、かなりの「大ネタ」でした。なので、それなりに洋楽に親しんだ方であれば、いくつか有名な例をすぐに思い出すであろうことは容易に想像できます。例えばポリスが日本語で歌った「DO DO DO DE DA DA DA」とか、クイーンの「手を取り合って」とか、スティクスの「ミスター・ロボット」とか、カルチャー・クラブ「戦争のうた」とか。今回はその「大ネタ」に当方もあやかろうと思います。(2012年10月19日更新分/選・文=大久)
Badfinger / No One Knows (1974)
クリス・トーマス・プロデュースによるバッドフィンガーのラスト・アルバム『WISH YOU WERE HERE」は中々の傑作だ、と思っているのですが、世間様の評判はあまりよろしくないようです。ピート・ハム自殺直前に録音されたこともあってそういうニュース性に内容が負けてしまうのかもしれません。曲中「誰も知らない」とつぶやく女性は当時のクリス・トーマスの彼女、元サティスティック・ミカ・バンドの福井ミカさんです。
Monica Zetterlund with Bill Evans Trio / Waltz for Debby (1966)
YOUTUBE版が埋め込みできないので、デイリーモーション動画でのご紹介となります。YOUTUBEの方で誰かが「だれか彼女にもう一本煙草やって!」というコメントを残してましたが、さあこれから歌うって時に煙草を用意するというモニカ・ゼタールンド嬢のクールなお姿を拝見できます。彼女が66年にビル・エヴァンス・トリオと残した「WALTZ FOR DEBBY」は有名ですが、その名曲のライヴ映像。66年10月、コペンハーゲンで残された映像ですが、ノリノリのモニカ嬢&エヴァンスの姿は何度見ても感動します。