60年代までのモデル時代の彼女は、それこそヨーロッパ中を席巻するといえそうな活躍ぶりなわけですが、こちらはスペインで放送された、コニャック/ブランデー「TERRY ME VA』のTVCF。動画のタイトルで「59年」とクレジットされていますが、そちらは間違いですね。この役はオランダの女優さんが当初キャスティングされていたものの、急遽ニコに代役がまわってきた、とのこと。
Brigitte Bardot & Sacha Distel / Le Soleil De Ma Vie (1973)
ブリジット・バルドーは1973年、映画『ドンファン』の出演を最後に芸能活動から引退した、ということになってます。そんなこともあって、彼女が録音した音楽作品としては最後のものといわれているのが、サッシャ・ディステルのTV番組に出演し、スティーヴィー・ワンダー「YOU'RE THE SUNSHINE OF MY LIFE」のフランス語カヴァーを披露したこちらのデュエット。その後B.B.は動物愛護運動にご熱心となり、あのシーシェパードの支援をしたり、てことで今は知られていますね。
David Bowie & Marianne Faithfull / I Got You Babe (1973)
73年、絶賛モデルチェンジ中のデヴィッド・ボウイと、当時絶賛人生転落中(笑)のマリアンヌ・フェイスフルのデュエット。TV番組「1980フロア・ショウ」での共演ですが、実はこの動画では確認できませんけど、まるで修道院の尼さんみたいなマリアンヌの衣装は、背中が全部(お尻の上まで)パックリ開いたドレスとなっており、観客をドキリとさせた、という逸話も残っています。まあ、マリアンヌといえばアラン・ドロンと共演した「GIRL ON A MOTORCYCLE」(68年)でのエロエロなジャンプスーツ姿でも既にその「魔性」ぶりはお馴染みですが。
Tony Bennett & Lady Gaga / The Lady Is A Tramp (2011)
Gloria Estefan / Don't Let The Sun Catch You Crying (1994)
94年に発表されたグロリア・エステファンのカヴァー・アルバム『HOLD ME THRILL ME KISS ME』収録の、ジェリー&ペイスメイカーズのバラード・カヴァー。オリジナルは64年発表で、ジョージ・マーティンのプロデュースが冴えるオケのアレンジが素敵なヴァージョンですが、グロリアはサティ「ジムノペディ1」を組み合わせてシンミリと盛り上げるというアイデアを披露しています。
Janet Jackson / Someone To Call My Lover (2000)
ジャネット・ジャクソン、2000年のアルバム『ALL FOR YOU』からのシングルカット曲で、プロデュースはもちろんジャム&ルイス。いつも通り最先端R&Bアレンジを取り入れるチームですから、いわゆるチキチキ系R&Bプロダクションですが、アメリカの72年のヒット曲「VENTURA HIGHWAY」のギター・リフ、そしてサティ「ジムオペディ1」のメロディーをサンプリングしている、という超大ネタのダブル使い、というオケになっています。
Crue-L Grand Orchestra / Gymnopedie No.1 (2005)
こちらはディミトリ・フロム・パリのプロデュースでコンパイルされたオムニバス盤「CHANSON A LA MODE(おしゃれシャンソン)」収録曲で、演じてるのはあのクルーエル・グランド・オーケストラ。なんとダブ・ミックスでサティ「ジムノペディ1」を料理してしまうというのがクルーエル&ディッミトリらしいですね。これを「お洒落」と呼んでしまうのは危険な気もしますが(笑)、アルバムがディズニーのキャラ企画コンピなのだから、まあ仕方ありませんね。