ラテン界のトップ・シンガー、グロリア・エステファンも同番組には度々出演。こちらは91年、マイアミ・サウンド・マシーンの代表曲「1-2-3」を振り付け付きで子供達に教示する、という素敵映像です。英語だけでなく、スパニッシュでも歌っていることから、同番組の全米への影響力を伺い知ることもできますね。ちなみにこちらの動画は彼女が同番組の定番ソング「SING A SONG」を歌っている模様。
ラムゼイ・ルイスのバンドが枝分かれする形で66年に米国シカゴにて結成されたソウル・インスト・バンド、ヤング・ホルト・アンリミテッド。師匠筋ともいえるラムゼイ・ルイスの「THE IN CROWD」の全米No.1ヒットに続いて、彼らも68年に「SOULFUL STRUT」という大ヒット・インスト曲(作曲はCHI-LITESのユージン・レコードと、CHI-LITESのプロデューサーだったソニー・サンダース/全米3位)を残しています。今回はそのソウル・インストのスタンダード「SOULFUL STRUT」のカヴァー聴き比べ、です。(2013年4月26日更新分/選・文=大久)
Tony Hatch & The Satin Brass / Soulful Strut (1970)
英パイ・レーベルのみならず、イギリスのポップン・ソウルなアレンジャーとして知られるトニー・ハッチ。彼がサテン・ブラスというビッグバンドとの共演名義で70年に録音したジャズ・ファンク・アルバム『SOUNDS OF THE 70'S』より。「英国のバカラック」と呼ばれるトニー・ハッチですが、こういうファンキーな曲(しかもドラムが大迫力)にも挑むところがバカラックとはちょっと違うところなのかも。
既にご承知のように、「SOULFUL STRUT」はオリジナル発表より先にバーバラ・アクリンによるヴォーカル・ヴァージョンが残されており、「AM I THE AME GIRL」のタイトルが付けられていました。そちらは(キース・マンスフィールド・オーケストラをバックにした)サリナ・ジョーンズ版や、ダスティー・スプリングフィールド版等も有名ですが、なんといっても92年に世界中で大ヒットしたスウィング・アウト・シスター版を忘れるわけにはいきません。え、もう20年も前?(´・ω・`)