先だってシックのバーナード・エドワーズを特集した際にシスター・スレッジ「THINKING OF YOU」を紹介しましたが、このあまりにもキュートで愛らしいグルーヴィー・ナンバーは世界中で大人気。とくに若い世代のクラブ・ミュージック・ファンに愛されている模様です。で今回はその「THINKING OF YOU」の聴き比べです。今をときめくケイティー・ペリーや西野カナさんにも同名の曲がありますが、そんな事実は無視して構いません(笑)。やっぱTHINKING OF YOUといったらコレなのです。(2014年6月20日更新分/選・文=大久)
Maureen Walsh / Thinking Of You (Dreaming Of You Mix/1990)
イギリスBBCが陣頭指揮を取るかたちで制作されたチャリティー・シングル「PEREFECT DAY」は「CHILDREN IN NEED(助けが必要な子供達)」基金のために録音されたもので、4億円もの金額が同基金に寄与されています。出演アーティストを書くスペースがありませんが、スザンヌ・ヴェガ、イアン・ブロウディー(ライトニング・シーズ)、トム・ジョーンズなんかが出演するあたりが新鮮ですね。同曲はクリスマス・ヴァージョンも作成されました。
最後はスーザン・ボイル。別に彼女のファンというワケではないのですが、昨今話題になる機会の多い彼女ですから、やはりその選曲には注目しちゃいますね。実は当初、ルー・リード側は彼女がこの曲をカヴァーする許可を認めず、一度この企画はポシャっていて、スーザン・ボイルは同曲を歌う予定だったTV出演もドタキャンしてます。数日後ルー・リードは「聞いてないよ、(不許可を出したことすら)何も知らない」という弁明をしていますが。後に上記した「CHILDREN IN NEED」のTV特番に出演した彼女は同曲を歌いました。