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[桜井順×古川タク]
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1位 ●『音楽マンガガイドブック』(DUブックス)刊行。松永良平のアスリート的な頑張りが光った珍書。 2位●本秀康、7インチ盤専門の自主レーベル「雷音レコード」を始動。本自身が全てのジャケ画を手掛け、デザインもいちいち凝っていて、特に北村早樹子『マイハッピーお葬式』のノベルティ感、たまらない。 3位●山田参助(またの名を笹山鳩)ボーカルのバンド、泊のセカンドアルバム『霽月小曲集』(ぐらもくらぶ)が良くて良くて。 4位●昨年はトーベ・ヤンソン、伊福部昭、三木鶏郎
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の生誕100周年。さらに笠置シヅ子も生誕100周年。記念盤『ブギウギ伝説〜笠置シヅ子の世界』(コロムビア)にて、横山隆一原作の映画「ペ子ちゃんとデンスケ」の劇中歌音源が発掘収録。 5位●マンガ原作映画と言えば、井上三太原作『トーキョー・トライブ』(監督
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=園子温)公開。世界初のヒップホップ・ミュージカルは、ガジェット感に昔の大林宣彦作品を思い出しもするファンタジー怪作。 6位●車田正美が、熱血画道40周年記念として、何故か演歌『人生岬/男坂』コロムビア)をプロデュース。歌は五條真由美。 7位●海外マンガを密やかに大胆に紹介する翻訳家(及びマンガ家)ハル吉、『現代音楽ディスクガイド350〜旋律と律動〜』(峠の地蔵出版)発刊。 8位●最も素晴らしかったマンガジャケは、森雅之によるスカートのアルバム
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『ひみつ』(カチュカサウンズ)。アナログ盤の別バージョンも良い。他では、なかの綾『わるいくせ』(大友克洋)も印象的だった。 9位●国友やすゆき、漫画アクションの長期連載「新・幸せの時間」終了記念の読者プレゼントに、自作CDを20枚作成。何なのその希少度。何とか俺に聴かせてもらえませんかね? 10位●現在は広島を拠点にしている西島大介に、非売品のCD『DJまほうつかい前史』をもらった。嬉しいね。東広島のゆるキャラ「のん太」のテーマソングを演奏した盤も、やっと入手した。 (足立守正=マンガ愛好家)
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昨年末に発行された『月刊てりとりぃ』の12月号に、「大晦日の過ごし方」と題して書き散らした拙文の続きのようなことをこちらで少々綴らせていただく。 小学生の頃、一年で最も気分が高揚する大晦日はずっと起きていようと思いつつ結局は寝てしまい、朝目覚めてテレビを点けるといかにも元旦らしい演芸番組をやっていて、やがて雑煮のいい匂いが立ち込めてくる。食卓につくと、お年玉
と自分宛ての年賀状が並んでいて、両親に年に一度の丁寧な挨拶をしてから新年最初の朝食となる。家の慣わしとしてそれから墓参りに出かけ、帰途、祖父母の家に挨拶へ。帰宅する頃には恒例の「新春かくし芸大会」が始まっていて家族でテレビを見るといった案配で元日の夜は暮れてゆくのであった。 今想えば、あの頃が我が家の一番幸せな時期だったのだろう。両親もまだ若く
働き盛り、コンビニもビデオもパソコンも携帯電話も無かったけれど、明日に希望のある時代だった。こういう事を書くとオヤジくさいと言われてしまいそうだが、世間的には決してもう若くはない年齢になってしまった今、あの頃なんとなく過ごしていた時間がいかに大切なものだったががよく解る。幸福は目の前にある時には気づかないとはよく言ったもの。映画『ニュージーランドの若大将』(67年)で、老いらくの恋に破れた有島一郎が息子役の加山雄三に向けて放つ名台詞「大事にするんだな、若さっていう宝を。」がいっそう身に沁みる今日この頃である。 それはさておき、ここでは70年代のテレビが如何に楽しかったかを、月刊でも紹介した「週刊TVガイド」の年末年始合併号から拾っ
てみたい。まずは宮田輝アナウンサーと水前寺清子が表紙を飾る昭和49年の正月号。 各局の年明け一発目、横並びの「ゆく年くる年」に続いてフジテレビは高崎一郎司会による「新春オールナイトフジ」。歌やコントで構成されているも、後年の女子大生が出る同名番組とは違う。出演者はあのねのね、ガロほか。他の民放局はすべて映画というのがシュール。元日の朝のフジテレビ「初詣爆笑ヒットパレード」は現在も変わっていないのが凄い。NHK教育テレビの昼12時からは「新春将棋対局」。中原誠名人と作家・山口瞳の対局、解説は米長邦雄、聞き手は柳家小さんという面子で、将棋に興味はなくともこれは見てみたい。ゴールデンタイムは元日にも拘らず、フジのかくし芸大会以外はレギュラー番組というのも
意外だ。「ラブラブ・ライバル」「イナズマン」「そっくりショー」「荒野の素浪人」「どてらい男」・・・ オールジャンルがバランスよく並んでいる。TBSの歌番組「火曜歌謡ビッグマッチ」の司会が黒柳徹子と井上順というのはまったく憶えていないが、まるで後の「ザ・ベストテン」+「夜のヒットスタジオ」ではないか。正月特番では2日の東京12チャンネル「新春芸能人水上競技大会」に、3日のフジ「新春芸能人オリンピック大会」と、スポーツバラエティ系多し。5日にはほぼ通常メニューに戻り、6日からは大河ドラマ「勝海舟」がスタートしている。 続いてもう一冊、翌年の合併号は山川静夫アナと佐良直美が表紙。当時は紅白の司会者が表紙というのが通例であったから、二人が
表紙の新年号はここから数年間続くことになる。この号は、新御三家と高一トリオ(中三トリオから進級)、つまりは郷ひろみ、野口五郎、西城秀樹、森昌子、桜田淳子、山口百恵の夢の放談会だけで値千金。井上ひさしの「マイチャンネル」も連載開始だ。まだホームビデオがない時代なので、絶対に見逃すまいと、気になる番組はマーカーでチェックして臨んだ、テレビ中心の生活だった。1日の夕方、TBSは「コント55号新春一番」。この枠は翌年以降もしばらく55号枠だったと思う。この時点で55号としての活動は激減していた筈だが、「なんでそうなるの?」や「ぴったしカン・カン」など、テレビでは顔を揃える機会をまだ保っていた。同日夜の「時間ですよ・昭和元年」は通常枠ながら、寺内貫太郎が特別
出演という正月ならではのスペシャル編で、「ドラえもん」にパーマンが出てくるような格別の嬉しさがある。注目すべきは2日朝のフジ「やったるで!昭和50年 オールスター日本大ばく進」であろう。総合司会が金田正一と三波伸介と関根恵子、出演者に小野田寛郎、小沢昭一、藤山寛美、山本リンダ、栗田ひろみら。なんだこれは。無類に面白そうではないか。あぁ見たい。TBSの夕方「サウンド・イン〝S〟スペシャル75」は佐良直美、由美かおる、しばたはつみ、堺正章、井上順がお出迎え。夜の日テレ「勢ぞろい! スターお年玉大会」もなかなかの面子だ。あぁ録画しまくりたい。 昔のテレビ番組表を眺めていると、その時代にタイムトラベルしている様で飽きることがない。
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念のために言っておくと、今のテレビが面白くないわけでは決してないのである。活気に満ちたあの時代はまだ伸びしろがあったテレビも面白くて当然。今ほど規制もなく、技術は未熟でも表現の自由があった。 ただその本当の有難味は通り過ぎた後に初めて実感するわけで。だから今のテレビの本当の面白さも、きっともっと後になって判る時が来るはず。今日も明日も日々魅力的な番組は生み出されている。今年のお正月、貴方のお気に入りの番組はありましたか? (鈴木啓之=アーカイヴァー)
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