1963年以降、何度も(10年以上にわたって)デューク・エリントンとのコラボレイトを続けたアリス・バブスですが、こちらは63年パリ録音、66年に発売された共演盤『SERENADE TO SWEDEN』収録曲。アリスは朗々としたソプラノのスキャットを披露しています。このアルバムは他にも「Cジャム・ブルース」とか「サテン・ドール」のようなスタンダードも収録。
ニルス・リンドバーグのオーケストラとの共演で制作された『MUSIC WITH A JAZZ FLAVOUR』(73年)。そんなタイトルなのにも関わらず収録されたキャロル・キングのカヴァー曲。イギリスのレア・グルーヴDJ達が90年代の早い時期からこの曲に目をつけ再評価、クラブやラジオでヘヴィー・プレイされていたことが思い出されます。オリジナルの朴訥としたヴァージョンもシンミリしますが、スピーディーなアレンジに変容したこのヴァージョンも今や日本でも有名になりましたね。最高です。
幼い頃TVCMで頻繁に耳にしていたものの、ごく最近まで誰の何という曲かずっと分からずにいたこの楽曲。それがダイアン・レイン主演の79年米映画『リトル・ロマンス』の、日本のみで使用されたイメージ・ソングであったということが判明した時の喜びと言ったらない。探し当てられなかった時期に脳内で幾度となく再生され、補強、再構築された音像はボビー・コールドウェル「SPECIAL TO ME」。そう思って聴き込むと、あながち外れてもいない。
Ray Conniff Singers / Tie a Yellow Ribbon Round The Ole Oak Tree (1973)