1989年にブリティッシュ・エアウェイズの企業イメージCMのために制作され、世界中でオンエアされた曲です。オペラ曲「花の2重奏」を元にした楽曲のアイデアを音楽家YANNIの元へ持っていったマルコムは「オペラ・ハウス」という新しいジャンルを作り出しました。マルコム本人のプロジェクト「WORLD FAMOUS SUPREME TEAM」名義で発表されましたが、今ではYANNIのコンサートのハイライト・ソングになっちゃってますね。んー。
2004年、クウェンティン・タランティーノの「キル・ビル」の続編が制作された際に、マクラーレンがサントラ用に曲を提供しています。とはいえこの曲は60年代のゾンビーズ「SHE'S NOT THERE」の改作(というかまんまカバーですね)でしたが、映画と共に話題になったのも記憶に新しいところです。余談ですが、99年には(日本の)PUFFYの「アジアの純真」をズッタズタに切り裂いた最高に痛快なダブ・ミックスも制作しています。
ビョーク嬢の幼い頃の曲です。彼女は(両親の影響で)4歳から歌手活動を初めており、1977年、11歳の時にデビューしています。そのアルバムは地元アイスランドの古い曲ばかりをカヴァーした作品(ビートルズやS.ワンダーのカヴァーも収録)だったのですが、ビョーク本人が「なんでアタシの自作曲は入らないの?」と半ギレになった、という逸話も残る程に、幼い頃からアーティスティックな方だったんですね。この「I LOVE TO LOVE」はそのアルバム発売の前年、10歳の頃に録音された曲で、彼女の初録音曲。