HHというメーカーは楽器用だけでなくPA用機材を製造・発売していたイギリスのブランドで、そう、なんと言ってもこのHHのIC-100というトランジスタアンプはあのT-REXのマーク・ボランが死ぬまで使用したことで有名です。マーク・ボランと言えば、VAMPOWERでもORANGEでもSOUND CITYでもなく、このHHなのです。というわけで「20TH CENTURY BOY」のライヴ動画。誰でも知ってるこの曲ですが、実は同曲の生ライヴ映像は、おそらくこのTV番組での映像しかないと考えられます。
実はボウイの新作「★」に参加したミュージシャンは、ほぼ全員が上述ドニー・マカスリンのアルバムに参加したメンバーでもあります。ボウイは「若いジャズのミュージシャンの斬新な発想を思い切り楽しんだ」とのこと。で、なんといっても注目は、このとんでもないドラマーです。ジャズの最先端ドラマーとして知られるマーク・ジュリアナ。2016年早々に自身のカルテットで来日することも決定してます。 David Bowie / Sue (Or In A Season Of Crime) (2014)
以前も当欄で触れましたが、ボウイがジャズに最大接近したのは、14年に発売したこのシングルでした。この曲ではマリア・シュナイダー・オーケストラにほぼ全ての音楽的イニシアティブを委ねた形でしたが、このセッションでミュージシャンと知り合いになり、今回の新作の制作へと動いていった形になります。新作は2015年1〜3月に録音されたとのこと。新作にはこの「SUE」も収録されますが、この動画とはことなる新録音テイクになる模様。 The Last Panthers | Extended Preview of New David Bowie Track "Blackstar" (2015)
「Man On The Moon」と題された、最新CMです。ええ、ファンタジックで、映像も美しくて、心が温かくなって、そういう意味じゃ文句ないですよ。ないんですけど、なにも「特別な」ものがないといいますか、心に刺さるものがないんですよね。いいんですけどね。それはこの動画のコメント欄にウザったいほど羅列された宣伝リンクからも感じてしまいます。BGMは94年のオアシス「HALF THE WORLD AWAY」のカヴァーで、歌うのはノルウェー出身、現在19歳のシンガー、オーロラさん。
こちらは今年のものではなく、2年前に作られたCMです。ハンガリーのブタペストで収録された、コカコーラ「SHARE THE GOODS」キャンペーンCM。「ただでコーラを飲むか、何かいいことを誰かとわかちあうか」という選択を迫られるわけですが、結果は動画の通り。コカコーラ側も「サンタはどこにでもいる」というコメントを付けていますね。このCMを元ネタにした某キャンペーンCMもあるのですが、そちらは別の機会に。